妹達も兄も寝に入ったころ・・・と、黒聖はコッソリ家を抜け出し、恋人の所・・・秘密秘密。
白聖は一人、自室でボケーっと今日あった事を考えていた。
今日も楽しい一日だったな。
あれもこれも・・・うん、良い一日だった。
新しい家族も出来たし。
・・・ちゃんと眠れるかな?枕とか、いきなり違うと眠れないんじゃないかな・・・。
羅那んとこから枕貰ってくれば良かったかな。
白聖はいつの間にかの事ばかりを考えている。
今日初めて会って、口をきいた少女なのに・・・。
そうだっ、月翡達に買ってあげるって約束したウサギの着ぐるみパジャマ、の分も買ってこよう。
可愛いもの好きみたいだし、きっと似合う。
薄い桃色のウサギ。
月翠や月翡とお揃い・・・ウサ三姉妹・・・いいな!絶対に可愛いっ///
抱っこしたら気持ちいいよな。特に・・・。
色々と考えながら、、、
くぴー・・・
眠りに落ちる。
眠りに落ちてすぐ、廊下に人影。
ひたり、ひたり、と、静かに白聖の部屋へと向かっている。
そして、扉の前にたどり着くと、ギィ・・・と静かに戸を押し、中へ。
ん゛ー、、、黒聖ぃ、、キョンシー脱走したぁ、、あ゛ぁっ、月翡!キョンシー、、、食べちゃ駄目。
気づかない白聖は寝言を発してくーすーぴー。
寝言を間近で聞いた侵入者は、クスリと笑うと、白聖の布団の中へゴソゴソと潜り込む。
「んっ、、」
何か変な感じがして・・・。
「ぅ、、、!!?誰っ?!」
白聖はバサッと布団をめくる。
薄暗い室内。
目を凝らし、腰の辺りに絡み付いている者を見る。
目が慣れ、見えたのは・・・
「っ?!」
どこからどう見ても、。
「な゛っ、何してるの?!」
白聖は顔を真っ赤にし、に何をしているのかを聞く。
かなり慌てている。
無理もない。
は白聖の腰に絡みつき、布越しの男性部に口付けているのだから。
何をしているの?
白聖の問いに、は小首をかしげて答える。
「ご奉仕です」と。
正確には、ご奉仕を始めるところです。
白聖、大混乱。
「な゛っ、な゛な゛っ、何でっ、そんなっ、、、あっ、駄目だって///」
わたわた慌てながら、顔を埋めハムハムとしているに言う。
こんなことしちゃ駄目だよ、と。
止める。が、はひかない。
「白聖さまは、わたくしを大切に扱ってくださいました。気遣ってくださいました。ですから・・・ご迷惑ですか?」
言い、夜着を脱がせようとしている。
白聖は、もうこれ以上赤くなるのは無理じゃ?というほど顔を真っ赤にし、抵抗。
「わわっ!あうっ、駄目っ///迷惑じゃないけど、女の子がこんな事っ、や、男でも駄目だけどっ・・・だっ///」
最後の、駄目。は声にならない。
脱がされ、直接口付けられてしまったから。
「あ゛っ、、んっ///」
白聖、駄目だのと言いながら、自身はすっかり硬く勃ち上がって・・・。
俺、最低・・・。
白聖が半分泣きたい気持ちになってる間も、は手に包み込んだモノをペロペロと子犬のように舐め、どうですか?
と、上目遣いで白聖を見ている。
「はぅ・・・、、やめっ」
こんなの良くない。
君を傷つけたくない。
こんな事をさせるために連れて帰ってきたわけじゃない。
白聖がを引き剥がそうとする。
と・・・
「お気に召しませんか?白聖さまは、、、わたくしの事がお嫌いなのですか?わたくしは、、、伝えられません。簡単にはっ」
触られたくない?
の潤んだ瞳がさらに潤みだし、大粒の涙をこぼしそうに。
白聖は慌ててを起こし、抱きしめる。
「嫌いなんかじゃないよっ。・・・ん、嫌いどころか、、、好き、、、ひ、一目、、、惚れ、、、かな?」
一目惚れだろう。
羅那の所で初めて見た昼から、ずっとの事を考えていた。
他の事も考えたけれど、いつも端にの事が。
だから、嫌。などということはない。
ただ・・・傷ついてしまわないか?と思う。
そんな白聖の心を感じ取ったのかは、「抱いてください・・・わたくしの事がお嫌いでなければ・・・」と擦り寄ってきた。
柔らかい感触。
白聖の中で、ほんの少し何かが弾けた。
「っ」
とさっ・・・
をベッドに押し付け、上に乗る。
「あ、、、いいの?本当に?俺・・・」
「お願いします・・・」
本当に良いのか、と聞いて、お願い、の言葉。
合意。
白聖はそっと、の瞼、唇に口付ける。
そして、、、
「んっ・・・」
耳たぶから首筋を愛撫。
手は脇腹や太股を撫でながら、丁寧にの着ている物を剥いでいく。
わさわさと弄る感じではなく、羽で触れられている感じ。
優しく、丁寧に。
「ふぅ…ん…」
はたまらず身をよじる。
身体はもう熱に支配されているのに…欲しい所に触れてくれない。
肝心な所には触れてくれない。
触ってください。とお願いしたら…淫乱な娘だと思われる?嫌われてしまう?
でも…もう…
お願いです。と求めようとした時――
「ひゃぁんっ」
突然二つの果実を摘まれた。
摘んでコリコリと転がされたり、指の腹で押しつぶされたり、爪で軽く弾かれたり。
「白…聖さまぁ…んっ」
はうっとりとした表情で身を任せる。
白聖は、「どう?気持ちいい?」と聞き、の太股の付け根にふわりと触れる。
一枚だけ残していた下着のラインを指先でなぞり、の表情を見て…微笑む。
がびくりと震えれば、
「のここ、温かい。湿ってる…もしかして、この布の奥はもう?」
と、さらに熱を煽るようなことを言い、布越しに中心部を軽く刺激する。
「ぁっ、んぅっ」
は身体をびくびくと震わせ反応。
奥から蜜が溢れるのが自分でもよく分かる。
はぁはぁ。と呼吸も荒いものに変わり、もっと触れて欲しい…という欲が湧いてくる。
「聖…さ、ま…おねが…」
もっと刺激が欲しい。
のお願いに白聖は…
「ん?ここ?」
下着を少しだけ横にずらし、いきなりの大切な所に触れる。
「んっ、はぁんっ」
の身体は大きく跳ね上がり、びくびくと細かく震えだす。
このまま…と思ったのだが、意外な事に白聖は…
「イキそう?ふふ、まだ駄目。まだイカせてあげないよ」
すっと手を引っ込め、脇腹の辺りを撫で始めた。
が切ない声を出しても、身体をくねらせてもおかまいなし。
手・・・爪側で時々、ツツーと膨らみの横を滑り刺激するだけ。
「やぁぁ…白聖さま…いぢわるしないで…もうっ」
がたまらなくなって手を伸ばし、白聖を求めると…
「そんなに欲しいの?コレ…」
白聖はの秘所に自身をあてがい、グリグリ。
あうっ。とが声を上げると、クスっと笑ってようやく「いいよ」と一言。
「欲しならあげる。奥まで…突いてあげるからね」
するっ。との脚から布を取り去る。
産まれたままの姿にされた。
「綺麗だね…」
白聖は正直に心の中を出し、うっとりとの身体・・・肩から腰までを撫でる。
そして・・・
「ちょっと慣らさないと」
すぅっと手をの秘所に・・・
「あああっ!んぅっ」
ちゅっ、ぐちゅっ、ちゅくちゅくっ。と粘着質な水音。
白聖の指が入り込んでいる。
押し広げるように、優しく動き回っている。
「はぁ、、はぁっ、、、ん」
は白聖が与える刺激に身を任せ。
ていたが・・・
「あっ、だ、駄目っ!」
突然暴れ、白聖を引き剥がそうとする。
何故なら…白聖がの秘所に口付けようとしていたから。
「?」
どうしたの?と聞く白聖に、は真っ赤になる。
言えない…お風呂に入ってこなかったから…嫌です。
なんて。
ただ、ふるふるっと首を振るだけ。
「、、、」
白聖は、嫌がっているけれど…行為を嫌がっているわけじゃなさそうだし…恥ずかしいんだな。
と、構わず続行することに。
駄目駄目ぇっ!と暴れるの脚をカパッと開かせる。
そして、秘所に顔を埋め、くんくん。と匂いを嗅ぐ。
は泣きそう。嫌われちゃう…そう思った。
が、白聖は微笑み、「ふふ、、良い匂いだね。女の匂いだ」と言って、ぺろりと一舐め。
「んっ、んんんっ」
の身体は大きく震える。
男性との経験は前にも…だが、こんなに気持ちが良いのは…初めて。
こんなに濡れているのも初めて…恥ずかしい…。
「白、、聖、、、」
は幸せを感じながら白聖の名を呼ぶ。
白聖はチラリとの顔を見た後、またぴちゃぴちゃと舐め、中に舌を差し入れたり…真珠をコロコロと転がしたり。
「はん、うぅっ…」
そろそろ欲しくなってきたは身体をくねくねとくねらせる。
無意識に動いてしまう。
「ってば、えっちなんだ?こんなにぐちゅぐちゅにして腰まで動かして…俺、もう我慢出来ない…挿れてもいい?」
白聖はの中を指でくちゅくちゅと掻き混ぜながら、聞く。
の答えは、もちろん「はい」
恥ずかしそうに瞳を揺らしている。
白聖はそっと指を引き抜き、絡みついた液を舐めとると、に自身をあてがう。
「あっ、うっ、ぅんっ」
くぷくぷとゆっくり白聖が入って来る感覚に、は身体を震わせる。
「ん、、、、、ちょっと、きつい」
きゅっきゅっと締め付けてくる柔らかい壁。
白聖は、いつもより早いかもな…。と思いながら腰を動かす。
は白聖にぎゅうっと抱きつき、控えめな嬌声をあげる。
「ふぅあっ、、んんぅっ」
動くたびに粘着質な水音が部屋に響く。
奥まで突かれて気持ちいいのと、耳から入ってくる音が恥ずかしいのとでは乱れる。
「白っ、、聖さまっ、、、、、おっきくて、んんぁっ」
足の爪先から波が押し寄せてくる感じ…
「うっ、くぅっ、、っ……俺っ、もうっ」
白聖は限界が近いのか腰の動きを激しいものに変え、を抱え込む。
もぎゅうっと抱きつき、襲ってくる波に耐える。
が、それも耐え切れるものではなくなってきて…
「もっ、ぅ、わたくしっ…!」
血が滲むほどに白聖の背に爪を立て言うに、白聖も限界だと伝える。
二人見詰め合い、唇を重ね、舌を絡め、上りつめて行く。
そして…
「ぅっ、ああっ、っ!っ、、、出るっ!」
「ふぅっ、白聖さまぁっ!」
びくびくっと白聖が脈打ち、の中に熱を吐き出す。
もふるふるっと震え、瞳を宙に泳がせている。
二人で頂上に達したのだ。
幸せの渦の中、しばらく繋がったままで抱き合い……
「…大丈夫?」
「はい…大丈夫です」
「ん…お風呂、入ろっか」
「はい…白聖さまも、ご一緒に…」
二人手を繋ぎ、お風呂場へ。
見詰め合っては照れ、見詰め合っては照れ、幸せそうだ。
誰も知らない、秘密の触れ合い…
と思っているのは熱い二人だけ。
実は思いっきり知られていた。
妹、月翠に……
「…白聖お兄様…ねっとり型だったなんて…人は見かけで判断しては駄目ね」
もぞもぞとお布団に潜り、眠。
やっと眠れる…と。
月翠のお部屋は白聖のすぐ隣……
翌朝…
夜が明けてすぐの時間、寺の門が静かに開かれる…
黒聖のお帰りだ。
弟妹とを起こさぬよう、静かに、静かに入ってくる。
泥棒のよう。
抜き足、差し足、忍び足。
音を立てぬように進み、ようやく自室の前に。
ふぅっ。と息を吐き、戸に手をかけたその時・・・
「黒聖お兄様、おはようございます」
背後から朝のご挨拶。
びくぅっ!と肩を震わせ振り向くと、、、
「ゆ、月翠…あ、ああ、おはよう」
月翠がちょこん、といた。
こ、こんなに早く起きているのか?いつも…いつもっ?!
黒聖、自分が夜中に抜け出している事を知っている?知られている?と内心大慌て。
悪い事をしているわけではないのだが…内緒のつもりだったので少し…
月翠は固まっている兄を残してお茶棚にお茶を取りに行く。
「黒聖お兄様…私が知らないとでも?…知らないのは白聖お兄様と月翡とお姉さまだけ」
ぼそっと呟いた一言はかなり強烈。
一週間後・・・
「どう?」
「とっても…暖かいです」
白聖、妹達とにウサギの着ぐるみパジャマをプレゼント。
妹達は早速着てみて大はしゃぎ。
は夜に着る。
白聖、今夜も楽しみ…ウサちゃんを襲うワンコになる。
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